59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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小説家 深瀬賢
―厨房―
[次に気付いた時には、料理の匂いが充満する厨房だった。
最初に来た時には、なにもわからなかったのに。
こんなにも賑やかで、そして――…
匂いに満ちあふれている。]
あんなのに直接触ったのか……
そりゃ、火傷もするはずだよなぁ。
[コンロで火にかけられ、ぐつぐつと煮立っている鍋を横目に眺める。
こんなにも美味しそうな匂いが充満しているが、今は誘惑に負けることもない。]
小説家 深瀬賢
……新恵ちゃんに、いっぱい嘘ついちゃったな。
[二度と彼女と会えるなど、欠片も思ってはいないというのに。]
湖月さんのことも、結局言えずじまいだった。
……ごめん。
[彼女は――いや、彼女達ははたして、
許してくれるのだろうか。]
小説家 深瀬賢
[目の前にはご丁寧に更に盛り付けられた温かな料理が置かれている。
きっと、食えと言うことなんだろう。
食わなければ、こいつらと同じ存在にならなければ、
――…次に鍋で煮込まれるのは、僕ってことになるんだろう。]
……ま、それでもいいかな……なんて。
[嘘だ。まったく良いなんて思ってはいない。
でも、自分の変化に気付いてしまって――…
自分を襲う衝動も、狂おしいほどわかってしまった。
右手の指先から生じた斑は、今もゆっくりと広がり続けている。
だから。]
九条 叶多
[謝られたのには>>118、困ったように笑って。
びっくりしただけだし、大丈夫です、って。
そして佐田さんのお話を、聞いて。]
ありがとう、ございます。
もしかしたら、「死斑」は病気のことを示しているかもしれなくて……それに、ヨミガエリの……。
[繋がる先のあるかどうかを、思案するけれど。
きっとまだ、ピースは満たない。
イコマさんの問いかけ>>123には、私の考えを説明して。
病院を、対峙するものとして描いたのなら。それはきっと、と。]
病院の情報は、特に大切……だと思います。
ありがとうございます、佐田さん。
[しっかりと、深く。
お辞儀をする。]
【独】 小説家 深瀬賢
/*
今日の最終発言、今朝まではずっと
[深瀬賢は 鬼に
で終わらせようと思っていたというのに。
どうしてこうなってしまったんだ……。
急な方針転換で、ロール色々ボロボロでごめんなさい。（陳謝）
*/
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社からレストラン付近へー
>>123
[女はこくりと頷いた。
そして、残していくカナと、間を置かずして命を喪うだろう少女をちらりと見やって。]
イコマさんを送り届けたら、迎えに来るよ。約束する。
[そう、約束だ。人ならざるものとの約束は果たした。
あとは生きるべき存在を文字通り死力を尽くして護る、そういう約束だ。
女はイコマの手を取った。そして時空を歪めて、歩き出す。
酷く揺らいでいる、酷く不安定な、男の気配に向けて。
そして惹かれる感覚を覚える。女はわずか、唇を噛んだ。
宵闇と自分は…否、イコマもカナも、自分と道を違えるだろう。
女は護るべき気配と、葬るべき気配を感じながら、足を進めた。*]
大学生 生駒秀二
>>+35 佐田
村の人だったのかーーあなたが色々必死なのはそれが理由なんですね。しらなくて…ごめんなさい。
[彼女には秘めた想いがあったと知り、申し訳なさそうに頭を下げる]
そんなに沢山の思念があり、それぞれが僕らの命が欲しい？
僕らを殺しても、生き返ることは出来ないのに。
無意味なのに。
[理屈ではないと考えながらも、理不尽に悔しい気持ちになる]
数え唄は知ってますか？オカ板に書かれていたんです。
雉笛 湊
[突風にも近いそれは、本堂の方を向いていたものの目を閉じさせるだろう。唸りにも近い風の音の中に、混じった音が二つ
『約束通り。終焉らせにきたよ』
と言う女の声
グシャリ
という生々しい音
この音はこの場に居た者たちの耳にも入るであろう。
黒い何かが雉笛 湊の体を貫いた。
膝をつき崩れ落ちる。］
そう…いう…ことね…ｺﾞﾎｯ
[即死ではなかったのは、咄嗟のずらし、結果としては最悪の状況だが、まだ死んではいなかった。そして直前の会話を理解した。]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*あと、メモ補足……わかちゃんの読み方ね、分かんないよね。とは、うん……
でも、人名辞典で、新恵の読み方検索したら、わかえだったんだよね……*/
大学生 生駒秀二
[あと少し、この場にいたら。
彼女を見ていたら。
ーーいや、きっとその光景を見なくて良かったのだ。
もし雉笛が目の前で絶命したら、男は正気を保てたはずがないから]**
九条 叶多
雉笛……さん……？
[風に目を瞑って、音に怯んで、おそるおそると目を開く。
――ついさっきまで、片腕がない佐田さんを見ていたって言うのに。]
どう、しよう……。
そうだ、病院……！
使えるものが、あるかもしれないから……。
わたし、とって、きますから。
[駆け寄って。
即死だとか、助かるものだとか。
そんな判断の、できるわけなくって。
希望に縋るようなそんなことを、宣う。]
【墓】 動く死体 佐田春陽
>>128>>129
[告げられた言葉に一つ一つ、女は返す。]
死班というのは知らないな。
伝染病というなら、流行っていると噂を聞いたことがあるが。
ヨミガエリは私がここにいる理由だな。
死にきれなかった死者を蘇らせて、黄泉へと還すんだ。
死にきれなかった死者は、今みたいに生者を死に引きずり込もうとするから、それを防ぐために行う。
もっとも、やり方を間違えると、本当に死者が蘇る。今の私のように。
死者が人を殺す理由は、大体が黄泉に還るためだ。
死を慰められないと、永遠に現世と黄泉との境をを彷徨うことになる。
だから、死を慰めてくれる人や縁を求めて、人を殺すわけだ。
理には敵っていないだろうが、死者は大体孤独に耐えかねて自我を失ったものも多いからな…寂しいんだよ。
数え唄は、古い伝承をまとめた唄だったか。
覚えてはいるが、意味までは…いくつか思い当たる節があるくらいで。学校などに文書があるかもしれない、後で探してみよう。
[そんな風に、曖昧ながらも一つ一つ説明しただろう。**]
小説家 深瀬賢
新恵ちゃんにも、宵闇くんにも、伝えられなかったから。
君がどうなったかは、結局僕以外誰も知らないまま。
ごめんね。
言えなかったんだ、君が来るのを待つっていうあの子には。
せめて、君が安らかに眠れていれば良いのだけど。
僕も、もうすぐそちらに行くから。
ああ……嘘つきは、同じところには行けないかな？
神部 宵
[新恵ちゃんを抱えたまま入り口を過ぎ、ブランコが揺れる庭先に飛び出た所で
微かながらに蛍さんに似た声を耳にする>>+33
姿を探して辺りを見回すがはっきりとは目視できないでいた
蛍さんが近くにいるのかもしれない
籠宮家での事を知らない俺は声を張って]
ほた、るさん…！ほたるさん、！！
ふかせんが、ふかせんがまだ中に、
なんか変なんだ、おかしいんだ、
、新恵ちゃん、……連れて、
…先に逃げ、って……、頼む、
…蛍さん！ふかせん、助けて！！！
[そんな中でもレストランからは、囂々と黒い影が未練だらしく新恵ちゃんを追って来るように感じ
俺は避難所の方に向かうからと声を投げて泣きながら駆け抜けるだろう]
雉笛 湊
[ドサっと音を立てて石畳に横たわる。
倒れた体の下から湧き出るように、じわっと赤い液体が広がっていく。
倒れた女の傍らに立つのは黒い靄を纏った女。
『余計な事をしなければ、楽に終わったのに。』
小さな声でそう言った。]
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