59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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高校生 卯月 奈美
ー学校ー
[昔の自分と同じ服を着た人影を追って階段を駆け上がる>>1:246。2階に上がるとその人影は渡り廊下を渡って別棟へ行くのが見えた。]
待って！
[足を早めるが人影を一定の間隔を保つように遠ざかっていく。顔は薄暗いせいかよく見えない。光源は手元にある小型の懐中電灯しかなく、薄っすら見えている桃色と黄色の帽子をたよりに人影を追う。
ふと手にした懐中電灯の光が窓へ差し、外の景色が目に入った。]
これは……霧……？
[霧を見ると頭にノイズが走る。外の霧がやけに気になる。
なんだろう、何かを思い出せそうな気がするんだけど……
霧が辺りを覆う、霧が辺りを覆う……
そう考えているうちに人影は別棟3階へと上がっていく。]
高校生 卯月 奈美
あ、れ……？私なんで、あの子を追ってるんだっけ？
[頭にノイズが走ったせいだろうか、自分が人影を追っている理由がわからなくなる。
保健室であの子の後姿をみて、それで……それで？新恵ちゃんみたいに迷子だと思った？いや違う。何故だかわからないけど、追わないといけない気がした。なんで？]
[霧をきっかけに正気に戻りかけ、このまま追っていいのかと逡巡している彼女の耳に歌声のようなものが聞こえてきた。歌声は3階より聞こえてくる]
九条 叶多
他の人と合流……できていると、良いですね。
[まさかその際に、技をかけるなんてやり取りがあったのはつゆ知らず。]
ん……っと、え。
地震が起こって、ない？
[そんな筈は、と自分でも調べ。それが事実、と認めて。]
……あれは、地震じゃなかった、とか。
そんなこと、あったりします？
それこそ。
あれで私達が”迷い込んでしまった”とか。
[あの揺れの際の感覚と、地震が起こっていない、という情報とを繋いで。
浮かぶのは、そんな想像。
もしそうなら、普通に脱出なんてできないということになってしまうけれど……]
大学生 籠宮 湖月
[イコマさんも佐田さんの事は知らない様だけど、百千鳥さんの方は知っているらしい。>>142
足首を掴まれた話を聞けば、怪我は無いかと、足首へ視線を落としたりして。]
[届いた、自身の名を呼ぶ声。
ショウさん>>143と聞けば、こくりと頷いて。
うっすらと見えた影>>145は、徐々に色濃くなり>>148>>149。]
宵闇さん！深瀬さん！
無事でよか……良くない！？
[二人の姿が見えれば、無事で良かったと、安堵の息を吐きかけたけれど。
宵闇さんのズボンの下半分が赤く濡れているのに気付いて驚いて。
咄嗟に大丈夫かと問えば、神社での事を説明してもらう。]
大学生 籠宮 湖月
新恵ちゃんとムツキさんは、一緒ではないんですか？
LINEでは、お二人を探しに行くって。
[二人の事はまだ見つけていないのだろうか。
二人の事を探していたはずなのに、なぜ私の名を呼んでいたのか。
何かあったのかと。疑問を口にして。]
大学生 籠宮 湖月
[それから、深瀬さんの袖をちょんちょん、と引っ張り。]
――……あの。さっきの、LINEの。
ごめんって、何がですか？
[特大のブーメランが返ってくるであろう問い。
しかし、それには全く気付いていない。]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
いいな、深瀬さん周りのこのやりとり。
とてもほっこりするものを感じるぜ。
二人とも、お互いにちょっとごめんって言ってるの微笑ましいね。
*/
新人記者 百千鳥(モモチドリ)
>>147
わた、わたしは……。
[大丈夫、と言いたいけれど。言えなかった。
何故だろう、とても悲しくて、哀しくて。
もう会えなくなるような、遠くに行ってしまうような。
そんな気持ちに涙は溢れて。
手が離れたことにも悲しくなってしまう。
春陽さんにお菓子を勧められれば、いやいやと少し頭をふる。
まるで幼子のようだ。]
…春陽さん。春陽さん……。
何だか…嫌な予感が、する、んです。
行かないでください、行かないで……。
わたし、わたし初めて人と手を繋いだんです。
人が、人が怖かった。みんな怖くて苦手だった。
でも春陽さんだけは違ってたんです。
わたし、春陽さんが好きです。どこにも行かないでください…。
[涙をぼろぼろと流して、懇願するように泣いているだろう。]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
そして墓落ちまでにあまり他の人とは交流できないかも、と覚悟を決め始めた。まだ分からないが。
バスの中、回想ねじ込んどけばよかったかな、いや、他の人大変になっちゃうよね。
でもバスの中で本当に交流作らなかったから、エンカしなかったら縁がないままだ、どっかで行けたらいいな。いいなぁ。
*/
高校生 卯月 奈美
[それは大人の女性と、女の子の歌声だった>>152。
きれいで暖かい声。ずっとずっと聞きたいと思っていた声。]
一の神子様 人払い
二つ神子様 肉を召し
三つ神子様 身を清む
・
・
・
[昔お姉ちゃんから教わった手毬歌だ。お手玉で遊んでくれたときに一緒に歌ってくれた手毬歌。私は上手くお手玉できなくて、よくお手玉を放り投げていたらしいけど、それでも根気よく一緒に遊んでくれていたお姉ちゃんの声。
優しい歌声は彼女を誘っているようで、思わず別棟3階の階段へ足を運んだ。お姉ちゃんって、このころから星捨村の辺りに出かけてたんだっけ、なんて思いながら。]
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