焼き芋屋 安納ハルカ

――焼き芋屋台――


　お、こんちはーおっちゃん。

[客に対する態度ではない。
昨日ぶりの強面のおっさん、もといおっちゃん>>1:61（自分でそう言ってたし戦友として親しみがアップした結果である）にひらひら手を振って。]

　紫芋はジジイ……じーさんの趣味でな。
　どうしてもメニューに加えたかったらしくて。

[隠しもせずじーさん特製カンペを取り出す。]

　うちにある紫芋は、アヤムラサキ、パープルスイートロード、ふくむらさき、だな！
　ホクホク感ならパープルなんちゃら、甘さとしっとり感ならふくむらさきらしい。
　アヤムラサキはあんま甘くないらしくて、他のお菓子に使った方が……ってならなんで焼き芋にしたし。

[さて、おっちゃんはどれにするだろう？

栗きんとんは美味いと同意しつつ、ミルクソフトと紫芋の組み合わせは色合わせも良さそうだと思う。*]