・故郷
かつて存在した海を何らかの理由で失い現在は地表の99%が陸地となっている。残りのうち0.9%は農工業用水路、0.1%は教団が教義に基づき海を再現した人工湖(通称「海の窓辺」)である。
・教団
有史以前に海と共に「お隠れになられたかのひと」を信仰している。「かのひと」に名前はあるが古代文字で手書きする以外の方法で呼ぶことは禁じられている。
この星の人々はかつて『海と呼ばれる美しい水辺』で「かのひと」によって創造され海に生きていたがある過ちによってこの星から海が失われ「かのひと」はこの星を離れて宇宙の彼方にある海辺で死者と共に過ごしているとされる。
「かのひと」のおわす海へと還ることが教団の全ての信徒の使命でありかのひとの言葉である戒律を守り「良き導きに従って生きる」事によって死者は肉体を持ったまま海へ還ることが出来るとされている。