>>278>>279>>280>>281[下駄箱に入っていた手紙を何度も読み返す。一文字一文字を追いながら、罪悪感と後悔が目尻から溢れ出て、ブレザーの袖で何度も拭う。記載された時間通りに、屋上の階段を登る。普段開いていない筈の扉は素直に迎え入れてくれた。ぽつんと一人、子供でも大人でもない、等身大の背中。震えた声で名前を呼ぶ。]……悠斗。[振り向いた君に僕はとても笑顔を返せな