[部屋に置かれた招待状をめくり、静かな笑みを浮かべる。]Roger,『案内人サン』。[己はあくまでも「伴奏」の役割なのだ。理事長という立場であっても、いやむしろ理事長という立場だからこそ。彼らの人生に彩りを添える役目なのだ。それは、この学園を創立した時から、廃校が決まり最後の時を迎える瞬間まで。ずっと変わらない挟持であり続けるだろう。]