星狩りの国

33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」


放課後の猫 三國萌々子

[目が覚めたらそこは、寝台特急の個室のようで。
 そばに置かれた招待状に見覚えはない。書かれた文字をなぞってから、個室に置かれていた列車案内を確認する。]

ほー。ラウンジ……お、隣は食堂車。
端っこには展望車。
すっごい豪華じゃん。やるな、リジチョー。

[奮発した修学旅行と聞いてはいたが、予想を超える豪華さに期待が高まる。
 届いた不思議な招待状も、ワクワクを加速させていた。]

じゃ、冒険と行きますかぁ。まずは〜……

[人の少ないところの方が自分だけの発見が多くなる。
 そしてそれは、自分にとっての宝石だ。
 外の景色も気になることだし、とまずは展望車を目指すことにした。]

(214) 2022/06/16(Thu) 21:53:30

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