>>165 クィニャオ[男は烏賊を食べる姿を見て微笑むと、同好の士の仕草を見遣り、言葉に再び耳を傾けた。][どこまでも丁重な仕草の客人の書き取る内容にも些か興味があったが、目的が近ければ何れ分かるだろう、と視線を外す。][手で物語ると言われれば、悪戯に黒い眼鏡の下から目をちらと覗かせ、笑った。]