──佐田春夜さんと>>4:+39
、あ……、
[イコマ君の後ろに立つ彼女が、うすらと光を帯びるように見えるのは俺だけだろうか。直接的に響くのに何故か頭の中に直接流れ込むような声音の女性───佐田春夜さんの姿を見て、びくりと肩を震わせた新恵ちゃんを背後に隠した>>4:147
>>4:+39一瞬、悲しそうな顔をしたのは何故だろう、身体を隠すように後ずさるのは何故だろう。イコマ君と連れ立って歩いているという事は、本人も話していた通り人に敵意などはないのだろうけど>>3:+11]
……百千鳥さんは、ごめん…
…気を失ってる間に、
……何処かへ行ってしまったんだ……
ひどく怯えていて、俺じゃ、駄目だった
[生きている人間が怖い、という事を知らない俺は、助けようとした事、錯乱した百千鳥さんに逃げられてしまった事だけを伝える
頼まれたのに応えられなかった悔恨を声音に湛えて]