ねぇ、湖月さん。[ぽつり、ぽつりと言葉を零す。] 君がどういう最期を遂げたのか、僕は知らない。 でも、僕は今ここで生き残ったとしても……、 そう遠くないうちに、彼等の仲間になってしまうだろう。[彼女に巻いてもらった、右手の包帯。もはや火傷痕でも包帯でも隠せないほど、死斑は広がっている。]