ーー公園の傍/籠宮家の前
(龍宮さん)
>>116 龍宮
佐田さんはわかりません。百千鳥さんは新聞記者さんですね。バスにいました。
[村入り口で別れた百千鳥を思い出す。放射能を調べると言っていたが。
彼女には他にも連絡が入ったようだ。何人かは一緒にいるらしいとわかり、安堵する]
怪我はないです。何か足首を強く掴まれたんです。霧としか形容出来ないものに。雉笛さんが助けてくれました。
[背負い投げをした勇ましい雉笛を思い出す。背中はまだ痛むが、助かったのに間違いはない]
……ええ。お兄さんはきっとあなたの味方です。
[彼女が微笑んだので、自分の言葉が励ましになったことを男は喜んだ。その時]