カードの文面を思い出す。この不思議な現象に、明確な答えは掴めていなくて。約束は果たされただろうか。どこかのやさしいさみしがりの、願いが叶っていればいいと思う。炭酸は相も変わらず苦手のまま。だけどこんなに綺麗な時は、たまには甘さで誤魔化すのもいい。空が白む時は近い。宵に隠れた影も、また姿をあらわすだろう。でもそれは何も特別なことではなく、先を歩む少年たちには付き物だから。だから今を楽しみ駆け抜ければいい。だって旅は始まったばかりだ。