湖月さん!!![差し出された手>>119を掴もうと、こちらも必死に手を伸ばす。あと少しで、指先が触れ合う――…そう思った瞬間、彼女の姿は霧にかき消えた。] ――――…え、[後には、静寂。それまでの重圧が嘘のように消えて、足はいつものように動く。ただ――…もうそこに彼女の姿はない。]