>>112>>114>>67 桜井、捨丸
[二人がいる民家に到着する。男は新恵の生い立ちや事情について断片的にしか知らない。
しかし、何か重要な村との関わりが此処にあった事は察する。
それを邪魔するつもりはなかった。結果二人が生きているから連れて帰れば良いし、そうでなければーー]
新恵ちゃん、捨丸さん。
一緒に村を脱出しましょう。
もう少しで夜明けです。必ず外部から救助が来ますから、合流出来るところまで行けば、全て、終わるんです。
この悪夢は。
[二人は生きていた。男は喜びの表情を作り、しっかりした声で告げた]
ーー僕についてきてくれますか?*