>>122[じたばたと抵抗しながら、手には石を握りしめている。だが男の腕力にはかなわず、涙を流して怖がっている。辺りは暗く、男のは恐怖の対象でしかない。大きな声で怒鳴られ、何を言っているかも分かっていなかった。]いや…いや…触らないで、近寄らないで…わたしじゃない…わたしじゃない…[怯えて石を振り回そうとしている。その表情は目の前に殺人鬼を前にしたように、涙に溢れて怖がっていた。]