ふわ……
[静かになった広い部屋の中。ほっと、1つ息を吐こうとして、それは欠伸へと変わる。
今の今まで、眠気のねの字もなかったのに。と思いつつ、まだ、私が私を覚えてる事を自覚する。
けど、それは今だけ、眠って起きたら、忘れてしまうんだろうな、と言うのが分かった。
他の人はどうなんだろう、と思い……
ここに居た影の言葉の1つを思い出す >>3:*3
『遊び役を記憶に残したい奴はたんと食らえ』
そう、言っていた。いう事は、捧げた直後は、たぶん夜の内は、まだ、きっと、皆も覚えているのだろう。
だから、眠い目をこすりつつ、いっしょに来てくれた、おばあちゃんの方へと向かった]*