[雨だれが石を穿ち始めた時のような 小さなその変化を僅かに肌で感じ取っている。 それがいつかは致命的な傷になって 酷く痛むことも知っている。 その埋め方は「俺」の中にあって、 見てくれる人が、何も聞かずに手を引いてくれる人が、 頼ってもいい人たちがいることにようやく気がついたんだよ。 でも、もっと話したいことが沢山あるんだ。 貴方ではない、仲間たちのこと。 それに片足での歩き方なんて分かりっこないから、 ちゃんと自分で考えて知ろうとしないといけないから。 だからまだ、]