放課後の猫 三國萌々子

［苦くて酸っぱいコーヒーは飲めないし、甘くて映える期間限定のフラペしか勝たん、とコーヒーショップでフラペチーノを注文する。］

そろそろかなー。

［スマホのロック画面に表示される時計を見る。歩いて戻ればちょうどいい集まり具合のところに合流できそうな時間になっている。］

ありがとうございまーす。
んー、うま。

［フラペチーノを受け取って、ズズズっと吸い込みながら、集合地点へ戻る道をいく。途中、コンビニを見つけて——］

あー、やっぱ、シューガクリョコーなら菓子買ってくべきだよね。
まだ行けるっしょ、寄り道、寄り道。

［吸い込まれるように店内へ。みんなで食べれそうなものをとお菓子の棚を物色する。］