何か聞こえる…?[彼女の提案に頷き先に進む。少し遠くからは何やら言い合う声。男女のものだろうか。片方の声は何やら記憶にある声をしている気もする。しかし本人だろうか。]誰かいるみたいだけど。[それまでに比べれば幾分かマシな霧。それでも距離が離れればまだ誰かと視認出来るような距離ではない。]