>>70>>71>>73>>74ゴクウ
[泣かないで、なんて子どもの言葉は、やっぱり届かない。
敢えて切っ先を鋭くした言葉は、容易く互いの心臓を切り刻む。
泣くキミを泣かずに見てられるのだって、ボクが今理想の騎士であるからなんだ]
キミが泣いた理由に、ボクを使わないでくれない。
伝えたい事があるなら、目を背けないで。
[こっちの気も知らない癖に。自分が悪いなんて言葉に苛立って、また言葉が気持ちと滑る。そう言う事が言いたい訳じゃない。
詰まる心情に、決意の目が合えば。紡がれる台詞は、綺麗なお話にあるものようだった。
そしてそれは、汚い現実に手を伸ばす言葉でもあるんだ]
一緒にはいられるんじゃない。キミなら、仲良くだって出来るんでしょう。それ、誰であってもってつくかもだけど。
でもきっと、何か違うなって思うかもしれない。
今のキミは、今のボクしか知りはしない。会ってまだたったの一週間少し。
今じゃないボクが大半を占めるのに、知れる筈も無いよね。
今は会いたいって思えても、実際に会えば絶対に何処かに違和はある。だって違うんだから。