[今日もほかほか日差しが差し込む中庭のベンチで眠っている。着ている黒のパーカーが陽の温度を吸い込んで、良い心地。軽く身を丸めて寝息を立てる側には、白、茶、三毛、ハチワレなどなど。取り囲まれていた。]っか……、〜〜〜っ……。[声のほぼ出ない、欠伸。俯せのまま腕を伸ばして大きく伸びるなり。]ぎゃー。頬舐めないでくれ〜……。[少々手荒な「おはよう」の挨拶は、いつものこと。]