[茶会の終りが、夢の終り。夢の終りが、お話の終り。物語が終われば、そこにこの自分はいなくなる。この姿でここに来た時から、そんな事は分かっていた。此岸(現実)と彼岸(空想)の境界線も曖昧な、黄金色の電車に乗って来たからこその夢物語]どうしても会いたいなら。騎士のドンは。図書館の、本の中とかにいるからさ。そう言うのでも読んで、思い出してよ。泣かないでよね。騎士は、人を泣かせたりなんかしないんだから。さよならまでは、ボクを立派な騎士でいさせてよ。