>>51テレーズさん
@10分間星を眺めてました。
村民が起きる前の明け方に、朝の仄暗い冷たさを感じながらコレットは家を出ます。「あぁ、今日は少し冷えるわね…」なんて思いながらふと空を見上げると、遠くの方から明るく日が差して来ているのが見えました。
「こんな朝は素敵な殿方に出会えるかしら…」なぁんて乙女チックな妄想に耽っていると、いつの間にか隣に友人のメイちゃんが立っていました。
「ねぇコレットちゃん、見て!まだ星が見えるよ!」
彼女が指さす方向を見ました。そこに私は昨日の光を感じ、憂鬱と達成感、今日という日が始まることへの希望を感じていました。ふとメイちゃんの顔を覗くと彼女はなんだか物憂げな顔をしていました。
随分長いこと、ここで立ち止まっていたかも知れません。それくらい今日という日の物思いに耽っていたでしょうか。
「戻ろうか…」
今日という日が始まり、明日へ向かって歩き続けるしかないと、私はそう思っていました。
Aはテレーズさん視点ではわかる