>>+17 佐田
[社内を見て出てくると、彼女から参拝を持ち掛けられる。
男はオカルトを信じていないのと同時、信心も全くなかった。
神社は手かがりがある場所ぐらいにしか考えていない現代っ子である]
手水舎で身を清める…はい。
鈴……
[参拝のやり方すら知らない。怪異に呆れられてしまうかもだが、言われた通りにやるだろう]
人の気配がない?ーーそんなはずは。
[あの場所は安全だとなったのではなかったか。首を傾げるも、相手が言うことが正しいだろうと判断する]
佐田さん……わかりました。僕はイコマです。
宵闇さんが何処にいるか、わかりますか…?
僕はどうしても、彼を護りたい。この命を棄てても。