─ 2日目 ─
[さて、昨日と同じくライトバンから食材を下ろして
出店準備を済ませると今日もまた昨日と同じ、
それ以上の賑わいが通りを程無く満たしていく。
昨日はあの後手作り体験で打ったうどんを手に
おでんの出汁つゆだけほしい、というお客が何人かいたので
今日は昨日よりも出汁を多めに、それとうどん玉も少し用意しておいた。
ゆでたあと冷蔵庫に入れて半冷凍の状態で置いてある、要は裏メニューというヤツだ。
そんなわけで火をかけ温め始めた鍋からおだしの良い匂いがして
それに惹かれた客が何人かテントの軒先を潜ってきた中]
はいよ、いるよー。
[>>24こちらを呼ぶ声にまずは返事をして、そちらを向いたら
そこにいたのは高校生くらいの少年で]