おはよう。今日は特に用事がないオフの日だ。
……用事と言えば、前に手に入れた『百鬼夜行実録』という書物に、面白いあやかしものの記述を見つけたんだ。
「妖持
妖持(ようじ)は、白装束を身に付け、全長20cmほど、顔にへのへのもへじや、あるいは黒で逆三角形を描いた紙を貼っている妖怪。
何かの用事で家人がいなくなった時、爪楊枝を使って障子に穴を開けたり、つまみ食いをしたりという悪戯をする。
しかし、当て字の通り、妖怪を持ち上げるほどの力があり、幼児≠悪しき妖怪から守るものとも言われる。」
ちなみに、ご飯を炊いた時、中身が何故か減っていたら、こいつが竈門の中に入って食べているかも知れないとか。熱には強いらしい。