なんという……なんという(おっさん震え声)
[ちびりと飲んだ味が口の中に広がり、味噌のアクの強さも酒のえぐみも全てが丸く旨味へと昇華している。
これは新しい形の味噌と米を一緒に食べる形だ。私は新しい出会いを知ってしまったのだ。
そうか、これに味噌の牛もつとこんにゃくが控えているのか。これは大変なことになってしまったぞ……。酔わないように気を遣いながらも箸が進んでしまう。
私の中で今、自制心との戦いがはじまるゴングが鳴った。
―――なんてことがあったりした後に、やきいもお届け人がやってくるのであった*]