[とはいえ、反抗の絶頂期は既に超えていた。悪く言えば厳しい母だが、その母と柔らかい父のおかげで、一般的な男子として生活できていて。冷静に判断することも、ココ最近は多くなった…と思う。軽音部であり続けることも咎めたりしないし。やることをちゃんとやってれば自由にさせてくれる両親だ。一晩の惣菜くらい買ってってもいいか。と。そう思えるくらいには、親孝行する精神を持ち合わせていた。]