――イベントステージ――
うおっ、なんだ、おっさんか。
[意気揚々と白い粉(怪しいやつじゃないよ!)だらけになっていたところで、親切な声がかかった。>>0:3
嬢ちゃん呼びは特に否定せず、おせっかいにめんどくさそうに一瞬眉をひそめるものの、さっき尾行した相手だと気づけば止めて。]
悪ぃ悪ぃ、まどろっこしいの苦手なんだよな。
[多分料理に向いてない。]
いやさ、自分で作んのめんどくさいから、上手く作りそーなやつの作ったの食べさせてもらおうとか考えてたんだけども。
ま、チビどもも見てるし全部やるわ。
おっさん、このまま教えてくれよ。コツあんだろ?
[さらに図々しさも発動。
踏むのはもちろんやりたいが、その前段階を放り投げてしまうのもイヤになったのだった。
珍しすぎるめんどくささの敗北である。]