[ハスキーにもちょっと接続するかもしれない話題として、男は占い師についてようやく言及した。
なお占真贋という食べ物は選ばれし者のみ口にすることができる伝説のグルメとされているため、
男が口にすることはないだろう。
ハスキーが捏ねないから素材で食え!策で来ている一方で、
総じて"捏ねた文章を捏ねないように見せるのが非常に得手"に見えていたのがシップだった。
なので実は文章を見ていると永遠にブザーが鳴ってしまうのだが、これは男の中のセンサーがぶっ壊れているせいだと考えられる。
別の言い方をすれば本音を言葉できちんと表現する技能が高い。
とくに感情の面については伝わってくる人も多かったのではないだろうか。
これでいくとレミュエルのほうは捏ねていることそのものは一切隠さないため、怪訝な顔をされてしまうのだが、
その事も含めて理解した上で捏ねた自分に自信があるように見えていた。
そこまでくると逆に好感度が高かったので、男の中で胡散臭さは実は結構イーブンだったらしい。
占い師は両者ともに己の発する言葉への自身が垣間見えて非常に見ごたえがあった。]