>>+72[びくりと恐がりながらも、それでも聞こえた声に応えたのは恐いよりも会いたい一心が勝ったようだ。]…はるひさん、はるひさんを探してるの。[闇の姿はどこかで見覚えがある気がする。闇の声はどこかで聞き覚えがある気がする。それでも百千鳥にとっては記憶にない存在だった。人間ではない。だから恐くはなかったから。はるひさん、を表現しようと手をぶんぶんと振って高さを説明しようとしている。]