>>+38 シャーク[その言葉にうんうんと頷き、わざわざ目の前でペンを滑らせてみせた。滞りなく紙の上を尖った金属が削るように蠢き、男は蟹の絵を描いた。独創性がかなり高いが、恐らく蟹だ。話の流れ的に。少なくともいきなりケセランパサランとか描くような流れではなかったはずだ。]