ー佐田春夜・神社の方へー
[それから考える。あの異様な気配。どう考えても人ではない。>>3:148
人ではないが、死んでいないように思えた。
自分と同じように、魂が死体にくっついているのかとも思ったが、それとも違うような気がした。
清涼な音が響けば、わずか、思考も明瞭になる。>>7
先ほども鳴った鈴の音、10年の孤独に濁り淀んだ心を清め、自我を取り戻させてくれた音。>>2:83]
神社だ…神社に行こう。
[境が曖昧になった後、聞こえた鈴の音は神社のものだろう。
どのくらい効果があるか分からないが、影響力の小さい霊への抑止力にはなるかもしれない。そう考えて。]